kisha– Author –
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旧5000円札・新渡戸稲造の武士道による世界平和を目指して
<出典:wikipedia> 新渡戸稲造といえば、日本人にとっては旧・5000円札にもなった、近代日本を代表する人物。 著書である『武士道』は、アメリカの大統領であるルーズベルトも愛読書であることを公言した、世界的なベストセラーでした。 ただ、5000円札... -
超有能。第三代奇兵隊総督・赤禰武人が29歳で処刑されたワケ。
下関戦争を観戦していたアーネスト・サトウは、関門海峡の前線で指揮を執るひとりの長州男児に気付きました。 長州藩の奇兵隊所属・赤禰武人です。 松下村塾メンバーであり、第三代奇兵隊総督となった赤禰武人は、初代奇兵隊総督・高杉晋作の親友でもあり... -
京都にそろう金・銀・銅。それぞれのお寺の特徴を紹介!
京都の観光スポットのランキング上位に必ずといっていいほど入る「金閣寺」と「銀閣寺」。 西本願寺境内にある「飛雲閣」とあわせて「京の三閣」として知られています。 でもちょっと待ってください。 「金」「銀」と続けば次は「銅」でしょう? 実は京都... -
敵の首でも丁重に。精神と実利の混じる「首実検」
「首実検」とは、戦場でうちとった敵方の生首(首級くびしるし)の身元を大将が確認し、その首を取った武士の論功行賞をするための作業のことです。 戦さが終了すると、兵士たちは討ち取った首を近くのお寺に集め、そこで首実検を行うための準備をしました... -
神さまになった足軽。鳥居強右衛門
<出典:wikipedia> 1573年。 奥三河の国衆である奥平貞昌(おくだいらさだまさ)は、武田家から奪ったばかりの長篠城を徳川家康から託されました。 奥平氏はもともと徳川方から抜けて武田家の傘下に従属したのですが、武田信玄の死亡がわかり、再度徳川... -
明治時代の不思議な「全世界英雄番付」。ランクインした日本の英雄とは?
明治から大正にかけて活躍した冒険小説家・押川春浪(おしかわしゅんろう/1876年~1914年)という人物がいました。 『冒険世界』という雑誌を主宰し、一大冒険小説ブームを作りだした人です。 彼は、1909年(明治42年)正月号の雑誌付録として「全世界英... -
しあわせものがたり--地獄で残した経家の遺書
吉川経家という名将が、子供に残した短い遺言があります。 羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が1581年におこなった、「鳥取城餓(かつ)え殺し」の時のものです。 この戦いは、織田信長の中国攻めの中で最も悲惨で、その凄惨さゆえに大河ドラマでも再現されるこ... -
死んだ方がマシ? 驚異の合戦場医術
合戦に怪我はつきものです。 戦いの最中に怪我をしたとき、兵士たちはどのような応急処置で命を拾っていたのでしょうか。 戦場では衛生兵「金瘡医」が活躍 戦国時代.。 沢山の怪我人が出る戦の時には、多少医学の知識がある衛生兵が従軍していました。 室... -
薄情者の藤堂高虎。死後に分かった秘密
主君を次々に変えたことで知られる戦国武将・藤堂高虎(とうどうたかとら/1556年―1630年)。城を作ることに長けた彼は、宇和島城・今治城・篠山城・津城・伊賀上野城・膳所(ぜぜ)城などを築城し、黒田官兵衛(如水)や加藤清正とともに城づくりの名人... -
江戸時代のリアル。平均寿命は男28.7歳、女28.6歳
長寿大国の日本。 2017年における平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳でした。 医学の発達、食文化の変化、疫病のコントロール化などの結果でしょう。 そんな状況が当たり前の現代ですが、今から200年ほど前の日本の平均寿命は驚くべきものでした。 ...