古典– category –
-
古典
同じようで違う。『古事記』と『日本書紀』
<出典:wikipedia> 古代日本の歴史について勉強するときに、存在を無視することのできない史書、『古事記』と『日本書紀』。 成立時期が同じで、内容も日本の成り立ちについて。 「なら、なぜ2つもあるの??」 実は、両書には明確な違いがあるのです。 ... -
古典
他人の苦しみを笑う 『病草紙』の残酷さ
<出典:wikipedia> 平安時代末期から鎌倉時代初頭にかけて制作された『病草紙』をご存知でしょうか。 当時の病や身体の不自由に苦しむ人々の様子を集めて絵巻物にしたものです。 患者たちの様子は皆それぞれ苦しそうで気の毒です。 しかし、注意深くこれ... -
古典
『源氏物語』の誰も読んだことのない幻の巻「雲隠」
それぞれ優雅なタイトルがついた54帖(巻)から成る長編物語『源氏物語』。 藤原道長の娘、彰子(あきこ)に仕えた紫式部が書いた古典物語文学の最高峰です。 しかし、その54帖のうち1帖だけ本文のないものがあるのを知っていますか。 題名だけはあるので... -
古典
『平家物語』が語る悲しき美女・小宰相
<出典:wikipedia> はじめに 小宰相は藤原憲方の娘で、平通盛の側室です。 宮中で一番の美貌の持ち主だと言われていた美女で、通盛が彼女に一目惚れして熱心に手紙を送り続けたことで夫婦となりました。 しかし、源平合戦の最中で二人は引き裂かれてしま... -
古典
悲しみの記録!『讃岐典侍日記』の作者・藤原長子
はじめに 悲しみの記録!『讃岐典侍日記(さぬきのすけにっき)』。 讃岐典侍というのは作者の女房名で、本名は藤原長子といいます。 長子の曾祖母は『蜻蛉日記』の作者で、勅撰集や百人一首にも撰ばれた才能の持ち主でした。 同じく日記文学として『讃岐... -
古典
今は昔の怪奇の世界 『今昔物語』
今昔物語 こんじゃくものがたり 成立:1120年頃 作者:不明(諸説あり) 巻数:全31巻 「今は昔」の書き出しで始まる物語がまとめられた『今昔物語』。 平安時代に成立したとみられており、百鬼夜行の世界が広がっています。 仏教の説話や、世俗説話が収... -
古典
謎に満ちた短編小説集『堤中納言物語』
堤中納言物語 編纂者:不明 成立時期:不明(平安時代後期とみられる) 編成:10編の短編物語と1篇の断片 『堤中納言物語』は作者も編纂者も成立時期も不明でありながら、短編小説としての完成度が高く、1000年の時を経た現在でも受け継がれている作品です... -
古典
平安時代の華麗なる王朝の日々『源氏物語』
<出典:wikipedia> 源氏物語 作者:紫式部 成立:平安時代中期 冊数:54冊 第一部:光源氏の誕生→失脚して遠方に流される→許されて栄華の道へ 第二部:女三の宮を妻に迎える→紫の上に先立たれ出家を考える 第三部:光源氏の子と思われる薫が主役の... -
古典
紀貫之が女性のふりして書いた『土佐日記』
土佐日記 作者:紀貫之 成立:935年 『土佐日記』は、紀貫之が国司として赴任していた土佐の国(高知県)から、京へ帰る船旅をつづったものです。 『土佐日記』の冒頭に次の一文があります。 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり ま... -
古典
世界最初のSF?『竹取物語』は様々なテーマが含まれていた!!
<出典:wikipedia> 竹取物語 成立:平安時代初期 作者:不明 『竹取物語』は、だれもが一度は聞いたことがあるかぐや姫のお話。 「世界最初のSF小説」といわれることもあり、『源氏物語』でも「物語の出で来はじめの祖」と評されています。 内容を見てみ...