和歌– tag –
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歴史の雑学
江戸時代 狂歌の裏には 教養が それにつけても 金の欲しさよ
泰平の 眠りをさます 上喜撰(蒸気船) たった四はい(四隻)で 夜も眠れず 中学や高校の日本史の授業でこの歌を目にした覚えはありませんか。 これは1853年の米軍人ペリーが浦賀に4隻の軍艦(蒸気船)を率いて開国を要求した時のことを、 宇治の高級茶... -
歴史の雑学
ドラマチックな恋物語のヒロイン・額田王
はじめに 『万葉集』に十数首の歌が掲載されている額田王(ぬかたのおおきみ)。 飛鳥時代、額田王は皇極天皇に采女(女官のこと)として仕えていました。 才能豊かな額田王は皇極天皇(こうぎょくてんのう)に重宝され、皇極天皇の息子である大海人皇子(の... -
古典
謎に満ちた短編小説集『堤中納言物語』
堤中納言物語 編纂者:不明 成立時期:不明(平安時代後期とみられる) 編成:10編の短編物語と1篇の断片 『堤中納言物語』は作者も編纂者も成立時期も不明でありながら、短編小説としての完成度が高く、1000年の時を経た現在でも受け継がれている作品です... -
歴史の雑学
万葉のマイホームパパ、心優しき歌人・山上憶良
<出典:wikipediaー万葉集> はじめに 五・七・五・七・七の三十一文字で表す日本古来の詩である和歌。 心地よい韻律と、制約された文字数の中で紡がれる美しい言の葉は、日本文学の最高峰と評されることもあります。 その成立は古く詳細はいまだ不明では... -
歴史の雑学
なぜ?『百人一首』に選ばれなかったスーパー女房歌人・俊成卿娘
<出典:wikipedia> はじめに 俊成卿女(しゅんぜいきょうじょ)は、後鳥羽院の歌壇で華々しく活躍した女房歌人です。 彼女の祖父は、『千載和歌集』の撰者である藤原俊成。 叔父は『百人一首』の撰者として知られる、藤原定家です。 俊成卿女は、... -
歴史の雑学
命を捧げた女房歌人!“吐血”の宮内卿
はじめに 宮内卿(くないきょう)は鎌倉時代、後鳥羽院の元で活躍した女房歌人です。 その才能は目覚ましく、後鳥羽院の歌壇に召し上げられた時、彼女はまだ15歳くらい。 歌人としての確かな経歴がない中、そうして召し上げられるなんてことは、普通にあ... -
古典
モテモテ男・在原業平の恋のお話『伊勢物語』
<出典:wikipedia> 伊勢物語 作者:在原業平(ありわらのなりひら) 成立:平安時代前期 形式:歌物語 伊勢物語は、超モテモテ男・在原業平の様々な恋の話を集めたものです。 「むかし、男ありけり」で始まる話が多いため、在原業平のことを「昔男」とも... -
古典
優しい歌と波乱の人生。小林一茶の俳諧集『おらが春』
<出典:wikipedia> おらが春 作者:小林一茶 刊行:1852年 刊行者:白井一之(いっし) 形式:俳諧俳文集 『おらが春』は、江戸時代後期の俳諧師・小林一茶の俳句や俳文を掲載した句集です。 小林一茶が亡くなった25年後に、白井一之によって刊行されま... -
古典
源実朝の短い生涯が詰まった『金槐和歌集』
金槐和歌集 成立:1213年頃 作者:源実朝(みなもとのさねとも) 構成:春、夏、秋、冬、恋、雑 『金槐和歌集(きんかいわかしゅう)』は、鎌倉幕府3代将軍・源実朝の和歌をまとめた歌集です。 「金」は鎌倉幕府の意味。 「槐」は「えんじゅ」という木のこ... -
古典
松尾芭蕉の旅と歌。『おくのほそ道』
<出典:wikipedia> おくのほそ道 作者:松尾芭蕉 作風:紀行文 刊行:1702年 月日は百代(はくたい)の過客(くわかく)にして、行きかふ年も又旅人也 現代語訳 月日は永遠にわたる旅人であり、行きかう年もまた旅人である 『おくのほそ道』冒頭は、有名...
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