kisha– Author –
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華やかな人生を手に入れた。平滋子の幸せの極意とは?
平滋子(たいら の しげこ)は、平清盛と後白河院を繋げ、平家の興隆に一役買った女性です。 彼女には信条がありました。 「女は心がけ次第」 この信条によって、滋子は華やかな人生を手に入れました。 ビッグネーム揃いの親族たち 滋子は、平時信と藤原祐... -
京都の面白い地名。「蹴上」の由来は源義経?
先斗町(ぽんとちょう)、物集女(もずめ)、化野(あだしの) 京都にはおもしろい地名が沢山あり、それぞれに歴史や由緒があります。 今回はその中の「蹴上(けあげ)」についてご紹介します。 蹴上は京都のどこに? 蹴上は東山区三条通の東端にあたりま... -
日本初の日本語新聞、『官板バタビヤ新聞』
日本初の日本語新聞とはどんなものだったかご存知ですか? そしてその目的は? 日本で初めての「新聞」と呼ばれた印刷物は、1862年1月1日に発行された『官板バタビヤ新聞』です。 バタビヤとは、オランダ植民地時代のインドネシアの首都ジャ... -
秀吉が造り、秀吉が壊した。黄金の城「聚楽第」
<出典:wikipedia> 黄金に輝く城、聚楽第(じゅらくてい)。 豊臣秀吉が贅を尽くして創り上げた建築物の様子を一度は見てみたいものですが、現在は残された文書や絵図からしか想像するしかありません。 なぜなら完成からたった8年で、建てた本人の秀吉に... -
1000年の歴史を奏でる平安時代の名楽器たち
<出典:お箏いろいろ> 『源氏物語』や『枕草子』など平安文学の多くの作品には、貴族を中心とした歌や舞い、そしてそれらと共に奏でられる音楽と楽器が登場します。 今回は、平安時代の貴族の教養や趣味、そして人生の友として切り離すことができなかっ... -
日本一有名な泥棒、石川五右衛門
<出典:wikipedia> 漫画やお芝居で有名な石川五右衛門。 江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎の世界では、権力者に向かう義賊として民衆の心を捕らえました。 その芝居における権力者とは豊臣秀吉でしたから、江戸時代の徳川政権の下で歓迎されたのも頷けます。 &n... -
盛者必衰のことわり。覚悟を決めた平家の母・二位尼の優しいウソ。
はじめに 二位尼(平時子)は、“武者の世”を切り開いた平清盛の妻であり、安徳天皇の祖母でもあります。 二位尼は清盛が亡くなった後、平家の滅亡をその目で見届けました。 そして、平家の最期を目の当たりにしたとき、二位尼は覚悟を決めました。 天皇の祖... -
松姫|戦国の世に翻弄された恋心の行く末
松姫は、“甲斐の虎”と評された戦国武将・武田信玄の六女です。 彼女はたった一つの愛のために、生涯未婚を貫きました。 本当なら実ったはずの愛でしたが、戦国の世にそれは引き裂かれてしまいました。 婚約者は織田信長の息子! 1567年。 織田信長から武田... -
源義経は2人いた!!もう一人いた”消えた”義経
源氏には、源頼朝の弟と呼ばれる源義経(九郎義経)とは別に、「義経」と呼ばれる優れた武将がいました。 彼は平安時代末期の弓馬に優れた武将で、近江国・山本山城(滋賀県長浜市湖北町山本)の城主。 一般には山本義経(生没年不詳)と呼ばれています。 ... -
奈良時代を生きる、井上内親王を取り巻く呪い
はじめに 聖武天皇と県犬養広刀自(あがたのいぬかい の ひろとじ)の間に生まれたのが、井上内親王(いのえないしんのう)でした。 井上内親王は白壁王の妻となり、白壁王が光仁天皇となったことで皇后となりますが・・・。 井上内親王は悲劇の最期を迎え...