平安時代　出来事– category –

『枕草子』で有名な清少納言には兄がいました。 清原致信（きよはらのむねのぶ）（生年未詳～1017年）という人物です。 清少納言の実兄である中級官人・清原致信は、寿命や病気で亡くなったのではありません。 殺害されました。 藤原道長の日記『御堂関白...

龍宮城を潜り抜け、赤間神宮の本殿から振り返ると、そこには関門海峡が広がっています。 貨物船や客船が行き交う穏やかな関門海峡は、平安時代末期に、源平それぞれの船が入り乱れ激しい戦闘となった場所でもあります。 壇ノ浦の戦いで源氏に追い詰められ...

源頼朝に代わって京都に攻め込んだのは、信濃で挙兵した従弟の源義仲でした。   １１８３年。 十万ほどの平家の大軍は、越中と加賀の国境で木端微塵に打ち砕かれます。 これが、倶利伽羅峠の戦い。 義仲が数百の牛の角に松明をつけて敵軍を奇襲しまし...

１１８０年。 平家に恨みを抱いていた源頼政が、平家に不満を持つ以仁王を担いで平家追討の兵をあげます。 しかし、時期尚早だったこともあり以仁王も頼政も宇治で討たれてしまいます。   平家追討の令旨と源頼朝 このとき以仁王からは平家追討の令旨...

道鏡を寵愛した孝謙天皇は生涯独身で、適当な跡継ぎもいませんでした。 そのため、孝謙天皇が亡くなると光仁天皇が１２歳で皇位につきます。 次の桓武天皇の時代になると、長岡京に移り、その後平安京に移ってようやく平和が訪れます。   平和になる...

「平治の乱」で勝利した平清盛はその後勢力を拡大し、ついには太政大臣にまで登りつめます。 清盛は自分の娘の徳子を高倉天皇の后にすると、二人の間に安徳天皇が生まれます。   保元の乱も平治の乱も皇室が武士を使って起こした戦争でした。 武士の...

第７２代白河天皇は法王になってから４０年ほどのあいだに・・・。 第７３代堀川天皇、第７４代鳥羽天皇、第７５代崇徳天皇の三代の天皇が即位します。 その次の第７６代天皇には崇徳天皇の子どもがなるべきところでしたが、ここに少し複雑な事情がありま...

源氏も平氏も、もともと皇室から分かれた家系で、天皇に近い高貴な人たちに仕える身分でした。 源氏では清和天皇から三代目に源満仲という人物がでてきて、その子どもに源頼光、頼親、頼信という三人の息子がいました。 「大江山の鬼退治」で有名な長男頼...

藤原道長の長女に使える女房、紫式部は１００１年に『源氏物語』を書きあげます。 源氏物語は世界最古の小説で、女性の手によって書かれました。 海外を驚かせた日本の小説 イタリアのボッカチオが書いた『デカメロン』は１３４８年。 フランスのラブレー...

平安時代の食事 平安時代。 上流階級は米を主食としており、中国の文化が入ってきて麦を麺にして食べることもありました。 主食を補完するものとして豆類やイモ類も重要な役割を果たしていました。 野菜のメインはウリ類。 そのほかに、ネギ類、水菜類、き...