kisha– Author –
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昭和時代|1936年 二・二六事件が起きる
ブロック経済により窮地に立たされた日本。 不況となった日本では特に農村部が貧困に陥りました。 このような状況で、若い軍人たちが資本主義と政党政治に怒りを向けます。 農民が飢えで苦しんでいるのに、一部の財閥ばかりが贅沢をし、政治家たち... -
昭和時代|1932年 満州国建国
近年の歴史観では満州事変は侵略戦争であるとされています。 たしかに、満州事変は関東軍が仕組んだもので、新天地を求める日本人にとって朗報でした。 しかし、それは事実の一面にすぎず、実状はもう少し違っていました。 1912年。 清の皇帝・薄儀... -
昭和時代|1932年 オタワ会議により日本が窮地に!!
アメリカのホーリー・スムート法案から2年。 今度はイギリスがカナダのオタワで帝国関税会議を開きます。 この会議で決まったのは、イギリス本国と植民地の間で関税をほぼゼロにすること。 そして、それ以外の国に対しては高い関税を課すということでした... -
昭和時代|1931年 満州事変
統帥権干犯問題を盾に政府の言うことを聞かなくなってしまった軍部。 この下剋上の雰囲気が下っ端の若い将校たちにも伝染していきます。 そして起こったのが、満州事変。 南満州鉄道が爆破されたのです。 1931年。 爆破したのは関東軍の若い将校。 ... -
昭和時代|1930年 統帥権干犯問題が起こる
アメリカの人種差別。ロシア革命。ブロック経済。 様々な難問が日本に押し寄せると、明治憲法の欠陥が浮き彫りになってきます。 それが統帥権干犯問題でした。 1930年。 ロンドンで海軍軍縮会議が開かれます。 これは、各国の戦艦の保有数を制限す... -
昭和時代|1929年 世界大恐慌が起こる
1929年。 アメリカで「ホーリー・スムート法案」が連邦議会に提出されました。 この法案を提出したホーリーとスムートは、高い関税で外国製品をアメリカ市場から締め出し、自分の関連する企業の利益を上げようとしたのです。 しかし、こんな法律が通れば世... -
大正時代|1924年 絶対的排日移民法の成立
国内を開拓しつくしたアメリカは、新たな領土をアジアに求めていました。 しかし、すでにアジアで力を持っていた日本は邪魔な存在。 ヨーロッパ各国もアジアに進出していましたが、有色人種である日本はアメリカ国民の憎悪を向けるのに格好のマトでした。 ... -
明治時代|1910年 日韓併合の真実
日韓併合は「植民地支配だった」という言われ方をすることがありますが、当時の状況を見ると、植民地支配とは大きく異なるものでした。 1895年。 日清戦争に勝利した日本はロシア、フランス、ドイツの三国干渉に屈してしまいます。 これを見た韓国... -
明治時代|1905年 日本海海戦
ロシアとの陸での戦いは不利を覆して日本の勝利に終わりますが、海での戦いも日本の科学力が奇跡を起こします。 当時のロシアと日本の戦力を比較すると、戦艦の数、大砲の門数ともにロシアが上回っており、総排水量にいたってはロシアは日本の倍以上。 日... -
明治時代|1905年 奉天会戦
奉天会戦は1905年3月1日から10日間かけて行われた日露戦争最後の会戦。 この戦いで日本軍は大勝利。 世界の常識を変えました。 圧倒的に不利だった日本軍 当時、ロシアと日本の陸軍には天と地ほどの差があり、世界中の人々が日本に勝ち目がないと考えてい...