kisha– Author –
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浅井三姉妹の“聡明”担当!浅井初
<出典:wikipedia> はじめに 浅井三姉妹とは、浅井長政・お市夫婦の間に生まれた三人の娘たちのことを指します。 次女として生まれた"初"の人生には、豊臣秀吉の側室になった姉・茶々、徳川秀忠の正室になった妹・江のような派手さはありません。 しかし... -
『平家物語』が語る悲しき美女・小宰相
<出典:wikipedia> はじめに 小宰相は藤原憲方の娘で、平通盛の側室です。 宮中で一番の美貌の持ち主だと言われていた美女で、通盛が彼女に一目惚れして熱心に手紙を送り続けたことで夫婦となりました。 しかし、源平合戦の最中で二人は引き裂かれてしま... -
銃剣術から銃剣道へ。日本独自の近代格技誕生
<出典;wikipedia> はじめに 銃火器が発達した近現代では、歩兵戦力による射撃戦が大きなウェイトを占めるようになりました。 しかし、互いの部隊が十分に間合いを詰めた後は歩兵突撃による白兵戦が勝敗の行方を左右しました。 近代軍制で世界的な標準と... -
雷電・紫電・紫電改、旧海軍のインターセプターたち
<出典:wikipedia> はじめに 旧海軍の航空機といえば「ゼロ戦」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。 太平洋戦争中の戦闘機の代名詞とすらいえるゼロ戦の正式名称は「零式艦上戦闘機」、つまり航空母艦によって運用されるのが前提のものでした... -
日本刀を美しく彩る小物たち。「小柄」「笄」「下緒」
はじめに 武士の魂といわれる日本刀。 江戸期には大小二振りの刀を腰に差すのが、武士の正式な出で立ちでした。 日本刀は武器としての性能はもとより、その刀身の美しから美術品として愛好する人もいます。 また、鞘や鍔、柄といった外装類も見事な細工が... -
愛に死んだ女性・袈裟御前の覚悟!!
はじめに 『源平盛衰記』で語られている、文覚発心譚。 ここには僧・文覚(出家前は遠藤盛遠)がどうして出家したのか?というエピソードが載っています。 今回はそのエピソードを、袈裟御前という女性の強い生き様とともに紹介します。 恋心から悲劇へ そ... -
「大和」「愛宕」「阿賀野」に「磯風」。旧海軍の艦艇はこうやって名づけた。
はじめに 現代の海上自衛隊が装備している艦艇の名前は、いずれも平仮名によって表記されています。 ところが日本の艦艇の歴史を紐解いてみると、長らく漢字で表記されてきたことが分かります。 古式を思わせる雅な雰囲気をもった艦名が多数ありますが、そ... -
突けば槍、薙げば薙刀、打てば棒。 面白き「棒術」の世界
<出典:youtube> はじめに 「棒」はとても早い段階で人類が手にした、最初の武器のひとつであろうと考えられています。 落ちている木の枝などでも正確に扱えば強力な打撃が可能となり、人類が身を守ったり、狩猟採集のための道具として使用したりできま... -
江戸時代のコンビニ!?「棒手振り」とは?
はじめに スーパーもコンビニもなかった江戸時代、人々は日々の食料品や生活用品をどのように手に入れていたのでしょうか? 世界有数の人口密度を誇る都市として、膨大な数の物資を必要とした江戸の町、しかも冷蔵庫などない当時のことですから、生鮮食料... -
二刀流を編み出したのは宮本武蔵ではなかった? 二刀流を再考する
はじめに 「宮本武蔵」と言えば海外にまでその名が知られる、剣豪中の剣豪。 武蔵は二刀の技の達人でした。 しかし実は、真剣を用いての勝負で二刀流を使用したという明確な記録は残っていません。 木刀での試合では二刀を用いたことがあるとされています...