朝鮮戦争が与えたもの・奪ったもの
さて、マッカーサーによる日本の占領政策が進む中。
幸か不幸か朝鮮戦争が起こります。
朝鮮戦争が起きると、日本を守らなくてはいけないマッカーサーは、日本の資源問題と共産主義の脅威を実感。
ようやく、「日本は自衛のためにやむなく戦争に突入した」ことを理解します。
そして、サンフランシスコ平和条約が結ばれ、日本は占領から解放されました。
解放された日本には軍隊がいませんでした。
連合国が作った日本国憲法第九条により、軍隊を持つことを禁止されていたのです。
しかし、北からは共産主義の脅威が迫っています。
そこで、やむなく結んだのが日米安全保障条約でした。
アメリカ軍が日本の土地を利用する
これにより自然と共産主義の脅威を抑えられる
というわけです。
こうしてアメリカの言いなりに・・・
さて、アメリカに守ってもらうことで共産主義の脅威から逃れた日本。
しかし、アメリカには頭が上がらなくなります。
そのため、占領が終わった後も、アメリカの機嫌を損ねないよう、メディアは自虐史観を流し続けます。
こうして、極端に偏った日本のメディアが出来上がりました。
朝鮮戦争は、日本にもう一つ。大きな影響を与えます。
それが、特需による経済発展。
戦争により物資が大量に必要となり、これを供給した日本は大儲け。
経済が回復します。
しかし、これが日本の道徳をさらに荒廃させます。
自虐史観を植え付けられ宗教を破壊された日本人は、精神的なよりどころを失っていました。
そこへ、「お金」という一種の麻薬が入ってきたのです。
すると人々は
「お金を稼ぐことで幸せになれる!!」
「お金を稼ぐことこそ生きる目的だ!!」
と考えはじめます。
こうして、「親や兄弟を想い公に尽くす」ことを忘れ、全ての価値基準が「お金」に移りました。
日本のこれから・・・
自虐史観や無宗教、金銭至上主義が広がった日本。
その問題が現代にひずみとなって表れてきています。
大義を持たない日本人が増加し、事なかれ主義が蔓延。
自分のことばかり考え、責任を嫌い、不正に気付いても見て見ないフリ。
当然、日本を受け継ぐ人のことは考えない。
こうして生まれたのが、原発事故であり大量の国債であり自殺大国の称号であるように思えてなりません。
幸い戦前の道徳も宗教も、文化のなかに細々と生きています。
日本が良き精神を取り戻し発展させ、再び強い国に生まれ変わることを祈りつつ、戦争で亡くなった世界中の人に哀悼をささげ、この文章の結びとさせていただきます。
P.S. 東京裁判の様子を再現した映画があります。 お金と時間に余裕がある方は見ていただけると幸いです。 |