敗戦。そして占領…
満身創痍になった日本は、ついに敗けを認め、
連合国による日本の占領政策がはじまりました。
まず、東京裁判。
この裁判は、「裁判」という形をとっていますが、実質は連合国による日本への復讐でした。
「私たちアメリカやイギリス、連合国は正しい。
戦争することは良くないが、日本が悪かったためやむをえず戦争になった。」
このような意識から、「日本=悪」の図式で、裁判が進んでいきます。
しかし、日本の悪行をなかなか見つけられない連合国は、南京大虐殺を作り上げ日本を悪に仕立て上げました。
次に日本の弱体化政策。
日本の力に恐怖したアメリカは、二度と日本がアメリカの脅威にならないよう、日本の体制を変えていきます。
経済面では財閥解体と農地解放。
これにより、私有財産が排除され、経済が大打撃を受けます。
精神面では自虐史観植え付けと宗教破壊。
明治維新から急速に発展し、アメリカを恐怖に陥れるまでに成長した日本。
加えて、神風特攻隊の存在。
これを危険視したアメリカは日本の精神を破壊していきます。
自虐史観の植え付け
・ 日本の指導者が悪かったから、日本は戦争をはじめた
・ 国民が苦しくなったのは、日本の指導者のせいである
・ 日本は戦争で悪いことをした
このような考え方をもとに連合国最高司令のマッカーサーが徹底的に言論統制を開始。
マッカーサーの機嫌を損ねるものは、印刷しても発売前に回収されました。
当時、紙はとても貴重だったので、せっかく印刷しても販売できなければ大赤字。
そのため、マスコミ各社はマッカーサーが気に入るように「日本=悪」の記事を書きはじめます。
マッカーサーはテレビでも「日本=悪」をアピール。
NHKで3年にわたり、「アメリカは日本の軍部から日本国民を救いだし、自由と民主主義をくれた」と放送し続けます。
宗教観や精神の破壊
日本人の精神構造を恐れたアメリカは、日本の宗教も破壊します。
キリスト教徒のマッカーサーにとってキリスト教の教えこそ正しい教え。
そのため、日本の宗教観は到底受け入れられるものではなく、「天皇人間宣言」が出されることとなります。
また、日本人の精神を弱らせるため、関係するものを次々に排除。
武道はスポーツに成り下がり、道徳を教えていた教育勅語も軍国主義に利用されたことを理由に廃止されます。
さらに、日本語を排除して文化まで壊そうとしました。