戦争に負けた日本には何もありませんでした。
小さな島国で国土の半分は空襲で焼かれ、資源も・・・。
そんな日本が脅威的なスピードで経済発展を遂げ、たった数十年でGDP(国内総生産)世界第2位となります。
戦後の日本には、国を再建しようとする実務家と、とにかく働いて悲惨な状況を改善しようとする大衆がいました。
実務家たちはアメリカを訪問。
デトロイトの巨大産業を見て愕然とします。
しかし、そこで落ち込むのではなく日本の産業の発展に希望を持ちます。
まずアメリカに追いつき、そして追い抜こうというわけです。
大東亜戦争では、日本はアメリカに無謀な戦いを挑んだのではありませんでした。
勝つ可能性が十分にあったのです。
なので、実務家たちは「ああすれば勝てた」「あの時ああしていれば・・・」という悔しい思いがありました。
そして、戦争に負けた最大の要因が、レーダーや電子機器技術、工作機械技術にあることも知っていました。
こうして、日本は世界随一のハイテク国家へと成長していきます。
資源不足を味方につけた日本
1970年代。
中東戦争が起き、原油の価格が七倍まで上がる“オイルショック”が起きます。
第二次世界大戦で経験したように、石油問題は日本にとって死活問題。
中東に武器を討って石油を確保できない日本は、省エネを迫られます。
それまで順調に経済成長を続けてきた日本ですが、エネルギーがなければ産業が成り立ちません。
しかし、ちょうどそのころ、ハイテク技術が実を結びはじめ、半導体技術では世界のトップレベルに。
この技術により低資源、低燃料化を実現します。
こうして、資源不足を味方につけた日本は現在でもロボットのシェアで世界の7~8割を占めるなど、経済を発展させ続けています。