ポツダム宣言が終わると、戦争の責任を問うために東京裁判が開かれました。
この裁判で日本の司令官など25人がA級戦犯とされ、7人が死刑に。
日本が有罪とされます。
この判決は中国や東南アジアに飛び火し、そこでも日本人の指揮官や兵隊が処刑されました。
しかし、実は裁判とは名ばかり。
東京裁判の本当の目的は、日本を徹底的に貶めることでした。
東京裁判で日本を無理やり悪役にした
東京裁判が「裁判」と呼べない理由はいくつもあります。
まず、裁判官が戦争に勝った連合国軍側からしかでていないこと。
裁判ならば、本来、中立の国から裁判官を出して裁くべきで、それが無理なら戦勝国と同じ数だけ敗戦国からも裁判官を出すべきです。
しかも、この裁判長には連合国軍最高司令官であるマッカーサーの息がかかっていました。
東京裁判では清瀬一郎弁護人が、ウェッブ裁判長がニューギニアの戦犯問題で検事役をしていたことを指摘。
裁判官として不適切ではないかと問います。
これに対し裁判長は、
「マッカーサーにより任命されたから裁判長の資格がある」
とします。
つまり、法的に自分が裁判長にふさわしいことを証明できなかったのです。
裁判官がすでに連合国の人間のみなので、当然裁判も連合国の有利に動きます。
双方から戦争の資料が提出されましたが、採用されたのはほとんど連合国側のもの。
日本側が出した通州事件目撃者の口供書や、満州国建国の正統性を示すジョンストンの『紫禁城の黄昏』は却下されます。
さらに、日本の残虐性を証明できる資料を見つけられなかった連合軍は焦り、南京大虐殺をでっちあげます。
盧溝橋事件も残虐性を証明するために取り上げられますが、調べていくうちに日本人が引き起こしたものではないと明らかになり中止されました。
なぜ、そうまでして、日本を悪者にしたかったったのか。
それは、東京大空襲や原爆など、連合国軍の残虐な行為を正当化したり隠すため。。
そして、ブロック経済やABCD包囲陣などの責任から逃れるためでした。
ただ、このような中にあって、日本の無罪を主張した連合国側の人間もいました。
それが、インドのパル判事とアメリカのブレークニー弁護士です。
彼らは日本の無罪を主張しますが、同時通訳はすぐに切られ、日本の新聞に載ることもありませんでした。
こうして、現在では「日本が悪かったから第二次世界大戦で多大な被害を出した」という認識が広がっているのです。