旧石器時代の遺跡・食べ物・暮らしを解説!2

日本各地にある遺跡

<出典:wikipedia

【岩宿遺跡】
群馬県みどり市笠懸町阿左美地にある遺跡。
相沢忠洋と明治大学が発掘調査し、関東ローム層の中から石器を発見。
これにより日本列島にも旧石器時代が存在することが分かりました。

【矢出川遺跡】
長野県野辺山高原にある遺跡。
標高はなんと1340mという高地です。
ここでは日本で初めて細石刃と呼ばれる小型石器を発見されました。

【翠鳥園遺跡】
大阪府羽曳野市にある遺跡。
近鉄南大阪線古市駅から徒歩15分ほどで、解説板に遺跡が発掘された様子や旧石器の作り方、旧石器時代の人々の暮らしが書かれています。
出土した石器は2万8000年ほど前のものだと考えられています。

【白滝遺跡群】
北海道紋別郡遠軽町字上白滝にある遺跡群。
100以上の遺跡があり、約14万㎡から752万点、11.8トンの石器が出土しています。
ほとんどが黒曜石を使った石器です。

【原田遺跡】
島根県仁多郡奥出雲町佐白にある遺跡。
火山灰に挟まれているため年代が分かりやすく、中国地方の後期旧石器時代を知るのに貴重な遺跡です。
現在はダム敷地となっているため、近くの道路から眺めることしかできません。

【山田遺跡】
山形県鶴岡市大字山田字油田にある遺跡。
重量石器が集中的に発見され、炭化物の様子から3万年前のものと推測されています。

【米ヶ森遺跡】
秋田県大仙市荒川字新田表にある遺跡。
石の材料となったのは、荒川で取れた珪質頁岩がメインで、ほかに黒曜石や玉髄も使われています。
現在は出土品を秋田県立博物館、協和町大盛館で見学することができます。

【荒屋遺跡】
新潟県北魚沼郡川口町西川口字荒屋にある遺跡。
ここで発見された石器「荒屋型彫刻刀」は東北日本に分布するだけでなく、サハリンからシベリア、そしてアラスカまでの広大な地域に広がることが確認されています。
そのため人類の拡散や日本人の由来を考える上でも重要な遺跡とされています。

【後野遺跡】
茨城県ひたちなか市後野にある遺跡。
この遺跡の発見で、地層の違いから細石刃文化と大型石刃文化の新旧関係が分かるようになりました。

【恩原遺跡群】
岡山県苫田郡鏡野町にある遺跡。
約3万5千~1万3千年前の遺跡群で、岡山大学考古学研究室などによって調査されました。

【鈴木遺跡】
東京都小平市鈴木町にある遺跡。
昭和49年、鈴木小学校を建設する際に発見されました。
現在、鈴木遺跡資料館で発見された石器を見ることができます。

【日向林B遺跡】
長野県上水内郡信濃町野尻にある遺跡。
野尻湖でナウマンゾウの狩りをしていた説が有名で、国重要文化財にしていされています。
また、斧型石器が大量に出土しています。

【清河寺前原遺跡】
埼玉県南部のさいたま市にある遺跡。
石器1,474点に加え、環状ブロックも発見されました。
石器石材は良質な黒耀石が88%、ガラス質黒色安山岩が9%を占めていました。

【武蔵台遺跡】
東京都府中市武蔵台二丁目にある遺跡。
約6万6千点の遺物が出土し、このうち石器は2万4千点、礫は4万2千点でした。
東京都内でも最大級の規模です。

【富沢遺跡】
宮城県仙台市太白区富沢、泉崎、長町南などで見つかった遺跡。
地下5メートルで石器や火を焚いた跡、樹木、昆虫の遺体、動物のフンなどが発見され、後期旧石器時代の暮らしを推測する上でとても貴重な遺跡です。

【冠遺跡】
広島県廿日市市吉和とその付近にある遺跡。
冠高原を流れる小河川に面した微高地上を中心に、多数の石器製作跡があります。

【豊成叶林遺跡】
鳥取県西伯郡大山町にある遺跡。
石器製作の跡2カ所、炉跡1カ所、石器83点が出土したため、「旧石器時代のムラ」だと考えられます。

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