初代天皇 神武天皇

Emperor_Jimmu

<出典:wikipedia

初代天皇
 神武天皇 じんむてんのう (~紀元前585年)

『古事記』『日本書紀』が伝える初代天皇が神武天皇です。
神武天皇は、日本神話に登場する天照大神の子孫であるとされていますが、実在していたかは定かでなく、教科書にも掲載されていません。
しかし、昭和には神武天皇の即位日が建国記念日に制定され、現代でも大きな影響があります。

神武天皇は、生まれながらに頭脳明晰で、強い意志を持っていたといわれています。
日向で彦五瀬命(ひこいつせのみこと)、稲飯命(いなひのみこと)、三毛入野命(みけいりのみこと)という3人の兄と暮らしていました。

ある日・・・。
東に美しい土地があることを知って、遠征に行くことになりました。

『日本書紀』では、この神武東征の物語について、かなり詳しく語られています。
一方、即位後の政治についての記述は簡単なものになっています。

苦戦!三種の神器が登場!!

神武天皇は東へ遠征するも、地元の豪族の抵抗で、3人の兄を次々と失ってしまいました。
そこで、最高神である天照大神と、造化の三神の高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)が、宝剣・布都御魂(ふつのみたま)・八咫烏(やたがらす)を神武天皇に授けました。
これにより神武天皇は攻勢に転じました。

【宝剣】
草薙剣とも呼ばれ、天皇の武力の象徴となっています
【布都御魂】
武御雷男神が葦原中国を平定したときに使った刀
【八咫烏】
神の化身ともいわれ、熊野から大和に入る険路の先導をした。鴨氏の祖神とも言われている

東へ進む神武天皇に対し、兄猾(えうかし)、八十梟帥(やそたける)、兄磯城(えしき)らが立ちはだかりました。
これに対し、神武天皇は策略をもってあたり、見事に勝利。
最後に最も強力な豪族、長髄彦(ながすねひこ)との決戦に挑みました。
ここで突如、金色の鳶が現れて、神武天皇の弓にとまりました。
長髄彦の軍勢は鳶の輝きで目がくらみ、神武天皇は勝利しました。

この鳶は、「金鵄(きんし)」と呼ばれ、以後皇室の守護霊として扱われるようになりました。
ちなみに、長髄彦を討ったのは饒速日命(にぎはやひのみこと)
物部氏の祖神だといわれています。

長髄彦を倒した神武天皇は、残存勢力を掃討。
大和を平定して、大物主神の娘を后に迎えました。

創作された話も多く、実在が疑われている神武天皇。
紀元前585年に息を引き取ったといわれています。